3.田邊会長挨拶 真の日中友好に乾杯!

 表彰・交流会の劈頭にもどる。
四川省人民対外友好協会・泰琳会長のご挨拶を受けて、わが健康麻将協会の田邊恵三会長が挨拶に立った。貴重な内容なので全容を記しておきたい。
――まず初めに優勝された張百州さんおめでとうございます。
そして本大会に参加された日中両国選手の健闘を称え、この健康麻将の競技を通じ、日中の友好と相好理解を深めることに貢献をされた皆さんに敬意を表します。

 遅れましたが、今回の大会の開催に当たり、その準備・運営に多大のご尽力をいただき、又、このような盛大な歓迎宴を開催して下さいました四川省人民対外友好協会・泰琳会長を初め関係者の皆様に訪中団を代表して衷心より感謝の意を表します。ありがとうございました。

 私は日中友好健康マージャン交流が昨年の第10回、10年の歳月を経て、今回は第20回に向けての記念すべき最初の第一歩第11回を、この大自然に恵まれ、かつて日中友好のシンボルとして中国から日本に贈られたカンカン・ランランの故郷、そして諸葛孔明の活躍で知られ日本でも馴染みの『三国志』ゆかりの古都・成都で成功裏に開催されたことを皆さんと共に喜び祝いたいと思います。

 実は私は2年前、2003年にここ成都での日中友好健康マージャン交流の開催を心密かに決めておりました。
 それは、成都で開催予定であった2003年・第9回日中交流会議がSARSのため中止となり、やむをえず北京で開催された時、私がこの交流会議第三分科会で健康麻将の交流報告をしたことがきっかけでありました。
 この分科会には日本側から東京、長野、茨城など10の地方自治体と二つの団体代表、そして中国側からも北京・成都などほぼ同数の地域からの代表者の参加がありました。
この分科会終了後、中国側参加者数人からそれぞれの地域での健康麻将交流のお誘いを受けまして、その中に今回お世話になった泰琳会長と向部長がおられ、私の健康麻将交流報告に最も強い関心を示していただき、同時に成都こそ中国一麻将が盛んであるとご説明をいただきました。私はこのお二人の明るく又、誠意に満ちたお人柄に惹かれて、今回の交流を成都と決め、ここに皆さんのご協力で実現することができたのです。

 ところで日本では、今年11月に第18回『全国健康福祉祭』ふくおか大会・『ねんりんピックふくおか』2005 が開かれ健康マージャンをお楽しみいただくことになっております。
国と地方自治体(日本国厚生労働省・福岡県)が主催する行事です。
健康麻将のルールを国家が制定した中国でも中国国家が主催する健康麻将行事の開催をここ四川省・成都から北京に向けてメッセージをぜひ発信してくださるよう私は強く懇情するしだいです。
 ちなみに『ねんりんピックふくおか』2005 のテーマは、
 ・ ・・長寿の話 広げて人の輪 アジアの和・・・です。
 アジアの和、世界の平和を守るためには国際間の友好が不可欠です。アジアにおいて日中両国には健康マージャンの愛好者が沢山おります。
 健康マージャンの交流によって両国の真の友好が促進されることを祈念して乾杯しましょう・・・・乾杯!・・・。

挨拶をする田邊会長
4.世界遺産「都江堰」のからくり
 
 岷江(ビンコウ)が昨日の大雨で水嵩を増していた。勢いづいた濁流が激しく水しぶきをあげていた。
 7月3日、錦江賓館を出発して、1時間30分、都(ト)江堰(コウエン)に到着。
 「都江堰」とは、紀元前256年につくられた治水用の大きな堰堤である。現在では、世界遺産になっている。この大工事で、岷江の氾濫は抑えられ、成都平原の灌漑用水を確保、「沃野千里」の水田が開発されたというが、それほど単純なものではなかった。
 「魚口」、「飛砂堰」、「宝瓶口」という三つの大工事からなっており、これをわたしたちは、上流の「魚口」から歩きはじめて「宝瓶口」までつぶさに見ていくというまたとないチャンスに恵まれた。
 一見すると、「流れを分ける」だけの工事に見えるが、そうではなく、三つの工事がそれぞれ作用しあって「分流引水」、「排水」、「排砂」の働きをするという。実に巧妙に設計された大工事であったのだ。この難工事を成し遂げた”李冰親子”が近くの寺に祭られている。李冰は、蜀の郡守(長官)であった。その後、三回ほど修復されて現在の姿となっているようだが、そもそもこのような大工事が、紀元前256年という時期につくられたというのが驚異であった。同じ時期、日本は弥生式時代の半ば頃に相当する。
「司馬遼太郎が、この都江堰のことを書いていますね」博識な江橋団長が、岷江のほとりでわたしに囁いた。「あまりの灘工事ゆえに人柱をたてた、とか」
 司馬は、昭和50年に日中文化交流協会が中国に送り出した「日本作家代表団」に参加している。司馬は、帰国しても「魂魄だけがなお旅をつづけているよう」な思い抱き、それ以後、中国モノの紀行文、エッセイを数冊書き遺している。
 都江堰は、秀麗な山並みに囲まれ、風景としても美しかった。この都江堰を見ただけでも、中国旅行の収穫は大いにあったというべきであろう。
 昼食に立ち寄った金葉賓館の食堂ホール、江橋団長演出・構成による俄仕立ての演芸ショー。斉藤副理事長の定番「北国の春」の熱唱に始まり、天野君郎さんのマラカスのリズム、そして内藤知世子さんのフラダンスに田邊会長のハワイアン。田邊会長は、旅の疲れを微塵もみせないほどの美声である。食堂の女子従業員も交えて、しばし日中交流の大合唱が演じられた。
 その日の午後、成都空港から九寨溝空港へ向かう。
 いよいよ待ちに待った世界自然遺産、中国が世界に誇る大自然の景観「黄龍」「九寨溝」の観光である。


田嶋理事長(中央)と青木副理事長(右から2人目)
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