| 2.大雨の最中、日中健康麻将交流戦を開催 | ||
7月2日。古都成都での観光は、なんといっても諸葛孔明と劉備を祭っている武候祠と唐代の女流詩人薛涛を記念して建てられた望江楼のある望江楼公園であろう。 望江楼公園は、竹やぶの美しい公園であるが、昼休みにはマージャンのメッカともなるらしい。わたしたちが訪れたときも、蓮の花咲く池のほとりで1卓囲んでいた。早速、わたしたちも空いている卓で、一局囲むことにした。 |
||
![]() 望江楼公園で麻将 |
||
|
午前中にこの観光を済ませ、一路成都郊外の三聖郷紅沙村へ。村興しに麻将をつかったというニュースが日本の新聞で報道されていたが、いまでは成都郊外のいたるところにそのような村があるらしい。紅沙村もその一つ。 バスで向かう途中、どんよりした空模様から小雨に変わった。 会場となった紅沙村の雀荘は、コノ字型に構えた大家屋で何室もある個室に自動卓が設置されていた。一つだけあるホールに「2005年中国成都中日友好健康麻将交流会」と赤地の横断幕に白抜きされた文字を見て、どっと緊張感が高まった。 |
||
![]() 交流大会のようす 下段右は江橋団長 |
||
| この大会、わが協会ふうに記せば「日中友好健康麻将交流成都大会」である。趣旨は、麻将交流試合を通して、相互理解を深め、友情を高め、さらに日中平和を維持するという高邁な理想を掲げている。主催団体は、日本側が社団法人日中友好協会と日本健康麻将協会。中国側が、四川省人民対外友好協会、四川省老幹部局、四川省老齢体育協会。 参加選手は、日中双方各18名、計36名9卓、3回戦。 使用ルールは、中国国家体育総局が査定した「中国麻将競技規則」である。日中双方から審判を設置し、運営と裁定を行う。日本側は、もとより信頼あつい三宅浩一プロが審判を担った。 日本側選手団には、江橋団長みずからが先頭に立って参加。高齢者、女性の多い日本選手団にあって、実力組は中国語ペラペラの青木敬一副理事長、一昨年の中国昆明大会で優勝した村田智英(さかえ)さん、それに昨年の中国泰州大会で準優勝した堀内忠子(青木門下生)さん、3位の梶本琢程(日本プロ麻雀協会所属)さんがいる。梶本さんは、オランダで行われた世界選手権出場から帰国早々の訪中団入りであった。 競技が始まり、各卓で熱戦が展開する中、屋外ではただならぬ雰囲気となっていた。いっとき小雨は止み厚い雨雲が天空を覆っていたが、やがて大地を揺るがすような大雨が紅沙村を襲った。遠くで鳴っていた雷の音も、しだいに紅沙村めがけて近づいてきた。日本風にいえば集中豪雨であろうが、それにしても並みの大雨ではない。競技が激戦を増すにつれ、雷と大雨もその激しさを増してきた。 それでも、ホール内の競技にはまったく支障はなく、よどみなく3回戦を終了した。 優 勝 張 百 州(中国) 1729点 準優勝 加藤 ミチ(日本) 1721点 3位 栗田 旬一(日本) 1704点 4位 梶本 琢程(日本) 1702点 5位 加藤 桂司(日本) 1677点 6位 陳 代 珠(中国) 1676点 7位 鄭 於 欽(中国) 1661点 8位 瞿 于 a(中国) 1653点 (以下省略。500点持ちの3回戦累計点) 優勝は逸したものの、準優勝から5位まで日本選手が独占した。優勝とわずか8点差の準優勝加藤ミチさんの健闘を称えたい。 |
||
![]() 見事準優勝の加藤ミチさん(左) 江橋団長と一緒に |
||
|
表彰と交流会は、宿泊先の錦江賓館で行われる。そのため、またもやバス移動。雨は止んでいたが驚いたことに、道路はすっかり冠水し、道路わきの田畑やすぐそばの川との境がまったくわからない。なんとか難関を突破して、ホテルに戻り、いっとき後に表彰式。 優勝から順次表彰、副賞や記念品が贈呈されたあと、日中双方の選手代表によるプレート交換が行われた。日本側は、青木副理事長がステージに進んだ。 |
||
![]() 青木副理事長(右)が日本選手代表として 中国選手団とのプレート交換 |
||
| そのあとが、アトラクション。 天野君郎さんのマラカスのリズムで、内藤知世子さんの華麗なフラダンス。衣装をととのえた本式の踊りとプロフェッショナルなマラカスに中国選手も大喜び。中国選手から返礼の歌があり、拍手喝采! 鈴木夫妻の登場も異彩だった。ご主人の康雄さんが中国服、奥さんの寿佳子さんが純和装でステージに上がり夫婦で日中平和を願うパフォーマンス。そのあとが、日本で用意してきたビンゴゲーム、中国選手、関係者の皆さんに沢山の賞品がいきわたり大喜びである。 |
||
![]() 日中平和を願うパフォーマンスをしてくれた鈴木さん夫妻と フラダンスを披露された内藤さん |
||
| 歓談の合間、「白酒を仕込み、これを10年寝かせ、その10年後にこの成都の地で再会しようではないか」という話が日中双方で持ち上がった。四川省の銘酒はなんといっても「五粮液」であろう。高粱、もち米、ウルチ米、小麦、トウモロコシなど5種類の穀物を原料とするところからその名がある。重厚華麗な飲み口は、日中平和条約締結の際釣魚台の祝宴で乾杯に使われた、かの茅台酒と並び称される最高級の銘酒である。田邊会長が真っ先に買い求め、わたしたちは先刻御相伴に預かっていた。さすがに美味い。10年待つというのも辛い気がする。ちなみに五粮液は52度で茅台酒は53度である。 江橋団長が最後の挨拶に立った。 「ラグビーでは、試合が終わることをノーサイドといいます。それまで両方のサイドに分かれて試合をしていたのが終わって、また友人に戻るということです。今日、私たちも麻将を争いましたが、今はもうノーサイドです。これからの日中関係もこの精神で発展することを祈ります」 翌日の地元各紙には、この日の日中交流試合が報道されていたが、それよりも驚いたことに、わたしたちのいた紅沙村を襲った集中豪雨は、60年ぶりという記録破りのものであったらしい。新聞には、自動車の車高半分以上が水没し、人の姿も胸あたりまで水に浸っている写真が載っていた。 (帰国後知ったが、日本の新聞でも報道されていた) |
||
![]() 皆さんそろっての記念撮影 |
||
| 前のページへ 次のページへ | ||
![]() お問合せ:info@kenko-mahjong.com |